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Column de saison

バカンスは海派、山派?

7月に入り、フランスではいよいよ夏のバカンスが始まりましたね。みなさんも今年のバカンスの行き先はお決まりになりましたか?さてフランス人はどのようにバカンスの行き先を決めているのでしょう?

 

仏国立統計経済研究所(INSEE)の40年(1964年から2004年とちょっと古いですが)にわたるバカンスの動向を示すデータよると、フランス人は夏の休暇先として、圧倒的に山より海を好むようです。休暇に海を選ぶ人は50%近いのに対し、山は20%にも及びません。平均宿泊数は海に行く人の場合が11.2泊、山は10.9泊と、どちらを選ぶ場合もじっくりと滞在します。そして最も人気のあるアクティビティは散策、次いでビーチまたはプール。フランスのテレビ局F2で具体的な取材をしていたので、耳を傾けてみましょう。

 

スペイン国境の大西洋に面したピレネー・アトランティック県 Pyrénées-Atlantiques のある家族は、男の子2人とともに山の別荘でバカンスを過ごすことにしたようです。一週間750ユーロの予算です。とても快適な室内と素晴らしい景色に癒されるとお母さんが言えば、お父さんは今年は人ごみを避け、静かに過ごしたかったと。

 

一方パリのある家族は海を選んだようです。一週間1000ユーロの予算で、マルセイユがあるブッシュ・デュ・ローヌ県 Bouches-du-Rhône で、海水浴をして過ごすとのこと。確かに、昼は海辺でゴロゴロしながら思う存分日焼けして、夕暮れになったら海に沈む夕日を眺めて過ごすのもいいですよね。

 

ニースやカンヌにほど近いビーチリゾート、サン・ラファエル Saint-Raphäel のキャンプ場で、たくさんの孫たちと夏を過ごすおじいちゃんは、普段山に住んでるからバカンスは海辺がいいんですって。

 

ある男の子は、川やプールで水浴びをして、山ではサイクリングやハイキングが楽しめるから山が良いんだって言っていましたが、つまり家族で楽しく過ごせれば、山でも海でもどっちも楽しいってことなんですよね!!

 

le 10 juillet 2018
cyberbloom

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