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Column de saison

7月14日は「パリ祭」(2)

7月14日は花火やコンサートやダンスパーティで盛り上がり、最も大きな人気ある祝日となっています。例えばパリで行われるイベントの一つとして、Le 14 juillet Tour Eiffel がありますが、エッフェル塔の足元にある広大なシャン・ド・マルス公園では、毎年フランスの音楽界を代表するミュージシャンたちを招いた無料コンサートが企画され、盛大な花火が打ち上げられます。このコンサートには毎年多くの観客が訪れ、テレビでも中継されます。

イベントは9時半のコンサートから始まります。今年も、50万の観客を集めた昨年に引き続きクラッシックの祭典です。250人のミュージシャンと合唱隊によるベルリオーズの『ファウストの劫罰』から始まり、ワグナーの『ワルキューレの騎行』、ヴェルディの『アイーダ』あるはプッチーニの『トスカ』と続き、『マルセイエーズ』で締めくくられます。

コンサートに引き続き11時よりおよそ35分間、エッフェル塔のふもと、イエナ橋から花火が打ち上げられます。2000年から花火にはテーマがあり、2012年は「les années disco ディスコの時代」、2013年は「Liberté, Egalité, Fraternité 自由、平等、博愛」(フランスの建国理念)、そして第一次世界大戦100周年にあたる2014年のテーマは「Guerre et Paix 戦争と平和」です!トリコロールの花火など、エッフェル塔を背景にした色とりどりの花火の眺めはセーヌ川の水面にも反射して美しく大人から子どもまで楽しめます。

ところで「パリ祭」に付随して慣例となったちょっと変ったイベントも紹介しましょう。それは「消防士さんたちとのダンスパーティー Le bal des pompiers 」!7月13日の夜の、外せない人気イベントです。パリ市民たちがパリの各区にある40の詰所に集った消防士さんたちと音楽に合わせて、夜を徹して踊り明かします。1万人以上の市民が集結しますが、「うるさい」なんて文句をつける人なんていません。一説には、消防士は国家を代表する公務員の中で市民にいちばん好かれていて、市民とその国家の理想的な関係を象徴しており、消防士さんと踊るというのは、国家と市民とのつながりを確かにするという意味合いがあるとのこと。だからこそこのイベントが7月14日の国民祭のプログラムの一部になっているのです。

ブラッスリー「ロバボン」でも14日に開店2周年を兼ねてパリ祭を行います。美味しい料理やお酒だけでなく、サプライズが盛りだくさん。お祭りには音楽が欠かせませんが、今年はモリオカルテットがギターとバイオリンの生演奏を聴かせてくれます。元町映画館で行われている「ジャック・タチ映画祭」に呼応して、ジャック・タチの映画の中で流れる音楽も数曲演奏されます。予約をしていなくてもスタンディングでも楽しめますよ。

le 12 juillet 2014
cyberbloom
 

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