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本の見本市:サロン・デュ・リーブル

毎年3月にパリのポルト・デュ・ヴェルサイユでフランス最大の書籍展「サロン・デュ・リーブル」が開催されます。今年の開催期間は3月17日から20日まででした。1980年から始まったこの書籍展は、毎年ひとつの国や都市がテーマ un « pays » à l’honneur になり、去年はブラジル、今年は韓国でした。

2012年は日本がテーマになり、日本の作家たちが招待されました。福島の原発事故の直後だったので、ノーベル賞作家の大江健三郎は、事故後に停止された原子炉を「二度と稼働させないようあらゆる手段を尽くすことが、私たちが破滅を免れ、生きていくための唯一の手段だ」と訴えていました。本人は参加していませんが、村上春樹も注目を集めていました。『1Q84 』の1巻と2巻はすでに発売され、そのときにはすでに併せて15万部以上売り上げ、3巻がちょうどその月に発売されるという段取りでした。(下の画像はフランス語版『1Q84』)

それではフランス人は本に対してどのような習慣を持ち、どのような感情を抱いているのでしょうか。「サロン・デュ・リーブル」が開催に合わせて調査が行われました。近年、書籍の最大のライバルはインターネットなのですが、フランス人はインターネット上のコンテンツに比べ、書籍に6倍の信頼を置いていることがわかりました。最も信頼できる情報源は何かという問いには、40%が書籍、16%が新聞やテレビ、7%がインターネットという結果になりました。

また76%のフランス人が子供に自分でも本を読んで欲しいと思っています。65% が本は心に深く焼きつけるのに良いと思っていて、19% が本によって人生を変えうると思っています。49% は本を所有することが大事だと思っています。反対に、18% が本なしでも幸せだと思っており、7% は本なしでも世界を想像できると考えています。

フランス人の10人に7人は、フランス人女性の場合はほとんどが、ここ12カ月に1冊の本を読み、2人に1人以上ができればもっと本を読みたいと思っています。それができないのは時間がないからという理由を挙げる人が 73% います。また新聞、ブログ、マルチメディアなどの他の娯楽との競争なっている場合が 34% あるという結果になりました。

1Q84, Livre 11Q84, Livre 21Q84, Livre 3

le 20 mars 2016
cyberbloom
 

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