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Column de saison

日本・ベルギー友好150周年

2016年は日本とベルギーが1866年に外交関係を樹立してから150年目の記念の年です。ベルギーはフランスの北に位置する国で、オランダと接する北部はフランドル地方と呼ばれるオランダ語圏、フランスと接する南部はワロン地方と呼ばれるフランス語圏です。ベルギーの首都、ブリュッセルはヨーロッパの重要な都市と位置づけられ、欧州会議やNATOの本部も置かれています。独仏に挟まれた中立国家の立場を生かしヨーロッパ統合にも積極的に貢献してきました。

不幸なことに今年の3月、ブリュッセルの空港と地下鉄でテロが起こってしまいましたが、普通の日本人はベルギーと言うと、ブリュージュのようなきれいな町や、チョコレート(Godiva!)やワッフルを想像すると思います。そこがテロの温床になっているなんて全然ピンとこないことでしょう。

またブリュッセルと言えば、9月に街の中心にある大きな広場「グランプラス Grand-Place 」(写真下↓ 世界遺産でもあります!)に40の醸造所が集結し、ビール祭りが行われます。ベルギーには選びきれないくらい、地ビールの醸造所の数も、地ビールの種類も多く、日本でもスクールモン修道院で醸造されるシメイ Chimay や、デュベル Duvel 、サクランボやカシスを使ったフルーツビールなどが知られ、デパ地下などでも買うことができます(現地の5倍くらいの値段ですが!)。

ベルギーに行くと、バケツにいっぱいのムール貝も食べたくなります。シェ・レオン Chez Léon というブリュッセル発のチェーン店がフランスにもたくさんあります。そしてムール貝には山盛りのフリット(フライドポテト)が付いてきます。ベルギーのフリットはジャガイモと油の種類にもこだわっていて(馬の油で揚げることも!)、Baraque à fritesというフリットの屋台もあります。

ワインの生産地として有名なブルゴーニュ地方の代表的な料理、ブッフ・ブルギニョンBoeuf bourguignonは当地の赤ワインを使った煮込みの料理になっていますが、ベルギーの煮込み料理の多くは地ビールを使った「ビール煮込み」です。いちばん有名なのはカルボナード Carbonnade Flamande です。こだわりたければシメイで牛肉(鶏や豚でもOK)を煮込むと美味しいです。日本でシメイを買って使うと高級料理になってしまいますが(笑)。これは北フランスでも定番の料理で、ベルギーが北フランスと文化的にも地続きだということがわかるでしょう。

Grand place brussels WQ3.jpg
CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=192755

le 20 mai
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