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Column de saison

フランスのデパートが日曜営業を始めた!

以前フランスではデパートは日曜閉まっていましたが(私も昔、ロンドン滞在の最終日にハロッズでお土産を買おうと言ってみたら、日曜日なのに休みだったという苦々しい思い出があります)、最近、ギャルリー・ラファイエット、ボン・マルシェ、BHVといったパリのデパートが日曜営業を始めました。一体何があったのでしょうか。ヨーロッパの国々では日曜日はキリスト教の安息日であり、仕事をすることを長い間禁じていました。フランスでも日曜日の労働は、労働者を保護する観点からも法規制で原則禁止していました。

 

しかしフランスも規制緩和の波には逆らえず、マクロン大統領がオランド政権の経済相時代にまとめた多分野にわたる規制緩和策、いわゆるマクロン法に、祝祭日休暇前とバーゲン期間中、1年につき5日間許可されていた日曜営業を、さらに12日間に増やし、パリの観光地を中心に「国際観光地区」を設けて深夜12時までの日曜営業を例外的に許可する措置が盛り込まれることになりました。この法律は組合の合意、特に日曜の休息を奪われることになる従業員に支払う補償額を決めることなしには適用されないのですが、それが百貨店ごとに徐々に進展していたのでした。

 

パリの百貨店BHVのマレ店では同店舗の日曜勤務は、100%の割増賃金と1日当たり55ユーロの託児支援金という条件が提示されました。それでも日曜営業の効果はてきめんで、売上が8~10%増加したようです。百貨店の多くは、日曜勤務の日数の制限を設けること、日曜勤務の割増賃金(おおよそ2~3倍)、託児費用の支払い(50~100ユーロ)、その他タクシー代などの交通費支給といった、日本と比較すると考えられない破格の条件の提示がされました。百貨店「ギャラリー・ラファイエット」の日曜出勤の報酬は3倍にのぼるそうです。パリの観光客が必ずと言ってよいほど訪れるオスマン通りのギャラリー・ラファイエット本店では、2017年1月8日から日曜営業を本格的に始めています。

 

Galerie Lafayette Haussmann Dome.jpg
Par Benh LIEU SONGTravail personnel, CC BY-SA 3.0, Lien

le 20 juin 2017
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