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Column de saison

ナンシーのサン・ニコラ(聖ニコラ)祭

フランスの東部の冬は、ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル(クリスマス・マーケット)とロレーヌ地方ナンシーのサン・ニコラ祭が2大イベントです!ロレーヌ地方では、クリスマスよりもサン・ニコラ祭の方が盛大に祝われます。聖ニコラは280年に現在のトルコで生まれ、南西部の町の司教を務めたそうです。子供の守護聖人とされていますが、彼が亡くなった12月6日がサン・ニコラの祝日になっています。一説によるとサン・ニコラがオランダ語でシンタ・クラースとなり、オランダからの移民によってアメリカに伝わり、サンタクロースになったということです。

ナンシーの観光案内サイトに聖ニコラの伝説が載っているので、ご紹介しましょう

3人の子供が落穂ひろいをしていて迷子になり、夜、肉屋のところで泊めてくれるように頼みました。するとこの肉屋は、子供たちが家に入るなり彼らに飛び掛かって殺してしまい、切り刻んで塩漬け壺に入れてしまいます。7年後、善良な聖二コラがここを通りかかり、肉屋のところに赴いて塩漬け壺の中のプチサレ(塩豚の胸肉)を食べさせてくれと懇願しました。怖くなった肉屋は逃げ出し、聖二コラは、3人の子供を生き返らせたということです。

ナンシーから15kmのところに位置するサン・ニコラ・ド・ポールの町にはフランスで最も美しいバジリカ聖堂がありますが、そこには聖ニコラの聖遺物が納められています。1245年以来、このバジリカ聖堂では、12月6日に最も近い土曜日に、松明を持って聖遺物の周囲を回る行進が行われ、幻想的な雰囲気を醸し出します(写真)。ロレーヌ地方の家庭では、この守護聖人が中世の時代から、愛され、語り継がれ、祝われています。 聖ニコラはサンタクロースのようにロレーヌの子供たちにプレゼントとお菓子を持ってきてくれるので、大人気です。12月5日の夜、各家庭では暖炉の前にロバのためにお砂糖かニンジンを、聖ニコラのためにミラベルを置きます。聖ニコラは夜やってきて、いい子にしていた子供にはプレゼントを、いい子ではなかった子供には鞭を置いていきます。白い顎鬚に赤いマントのいで立ちはサンタクロースと同じ。でも手に司教杖を持っているところが違います。もう一つ違うのは、聞き分けのない子供を罰する鞭を持ったおじさんも一緒にやってくるところです。これは子供たちはいやですね!

2016年のサン・ニコラ祭のテーマは、想像と幻想の旅だったのですが、実は本当は去年のテーマでした。テロの影響でパレードが取りやめになり、今年に延期されました。

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バジリカ聖堂でのサン・二コラの行進

le 20 decembre 2016
cyberbloom
 

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