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Column de saison

クロミエのチーズとワインの国際見本市

パリ郊外の町クロミエ Coulommiers では、1967年から毎年3月下旬に、チーズとワインの国際見本市が開催されます。今年(2016年)は3月18日より21日の週末です。

この町で生産される、カマンベールより若干大きな白カビタイプのチーズにも、クロミエの名がつけられています。このチーズは、モーの町で作られるブリ・ド・モー Brie de Meaux 、ムランの町で作られリブリ・ド・ムラン Brie de Melun とともに、ブリチーズの仲間として位置づけられています。

ブリ・ド・モーはチーズの王様と呼ばれ、イル・ド・フランスからシャンパーニュ地方にかけて作られる大型でデリケートな味わいの白カビチーズです。美食家として知られたシャルルマーニュ大帝、フィリップ・オーギュスト国王やルイ16世、さらには、このチーズを政治に利用した外相タレーランなどもこのチーズの愛好家だったと言われています。ブリ・ド・ムランはやや小ぶりで、熟成が難しく製造に手間暇がかかりますが、生地はなめらかで、力強く濃厚な味わいと複雑な芳香があります。ブリ・ド・クロミエには無殺菌乳製と殺菌乳製があり、それぞれ風味が違います。殺菌乳で作ったクロミエは、カマンベールチーズをややソフトにしたような味わい、無殺菌乳で作られるクロミエは、深いコクとヘーゼルナッツを思わせる風味が特徴です。

クロミエの町で開催される国際見本市では、それぞれの地方の特産チーズやワインが展示されます。およそ350の生産者が参加し、6万人以上のグルメが土地の特産品を味わいに集います。様々なコンクールも行われ、ブリ・ド・クロミエのコンクール、フェルミエ製(農家製)乳製品のコンクールのほか、誰でも参加できる「牝牛のマルグリットは何キロ?」というコンクール(牝牛の体重を当てる)もとても人気があります。夜はディナーショーやオーケストラを伴ったダンスパーティも催されます。

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Par Photo: Myrabella / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0

le 29 fevier 2016
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